Tidy Plus Investmentの青柳です。
今回は花王(4452)の株価分析を行いました。花王の株と言えば、何と言っても連続増配記録がNo.1だと言うことですよね。
日本で30年間連続配当をしている会社は、ここだけす。
残念ながら花王に株主配当はありません。が、それを補ってあまりうる配当記録です。
この記事の結論:花王(4452)は優良銘柄です。
・財務、業績は安定している
・海外市場の開拓も進んでおり、将来性有り
株式チャートで今後を予想・分析した結果。
・連続増配記録は日本株でNo.1
・2021年に業績は回復を予想
・6,850円を明確に超えてから投資対象となりうる
今回の考察人です。

青柳です。投資の知識皆無で投資の世界に入り、ビギナーズラックで調子に乗って信用取引を行う。結果は50万円の損失。脂汗に塗れ、誰に言う訳にもいかず当時飼っていた犬にだけ言ったが効果なし。仕方ないのでそこから投資について勉強し、50万円の損失も解消済み。
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それではもう少し詳しく見ていきましょう。

この記事では花王(4452)について紹介しています。
記事では他の投資家が注目する指標を分析し、また配当利回りや業績のことから株主配当についても合わせて紹介しています。
あなたの「花王(4452)の今後の株価予想は?」、「株主配当はあるの?」と言った疑問に回答していますので是非最後までご覧下さい。
花王(4452)はどんな会社?事業内容は?
花王は、世間に浸透しまくっていますからそこまで多くの情報は不要かと思います。が、念のため基本的な情報は書いておきます。
日用品メーカーのトップで、シャンプーや洗剤を製造しています。
アリエール(洗濯洗剤)やメリット(シャンプー)などが有名ですよね。もしかしたらあなたも使用していませんか?
日用品なので、需要は基本無くなりません。
不況時にも強いですし、業績も安定。
私は日本の最強ディフェンシブ株だと思っています。
花王株式会社(かおう、英語:Kao Corporation)は、東京都中央区日本橋茅場町に本社を置く大手化学メーカーである。
洗剤、トイレタリーで国内では1位、化粧品は2位。
世界では化粧品・トイレタリー企業のシェアランキング7位。
化粧品メーカーのカネボウ化粧品は100%子会社。
原料からの一貫生産と物流・販売システムに強みがあり、国内外に多くの工場や販売拠点をもっている。
現在のコーポレートアイデンティティは、「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」である。花王-Wikipediaより引用
ちなみに会社概要は下記の通りです。
会社概要 | |
---|---|
会社名 | 花王株式会社 |
設立年 | 1940年5月21日 |
代表者 | 澤田 道隆 |
本社住所 | 〒103-8210 東京都中央区日本橋茅場町1-14-10 |
業種 | 化学 |
決算期 | 12月 |
花王の事業内容について

(引用元:花王-事業分野)
主要事業は下記の5つです。
花王の凄いところは、どれか一つの事業に依存していないところ。どの事業も「この事業はダメだね」と言う隙がありません。これは花王の強みの一つと言えるかもしれません。
花王の株価はいくら?

花王の株価推移チャートを実際に見ていきましょう。(※2021年7月21日現在の株価)
2021年7月21日現在、株価は6,790円となっています。
ちなみにPERは、25.90倍です。
「一般的な」基準として、PERは15倍以下が割安の判断基準となります。
花王(4452)は、業績も安定しており将来性がある会社の為株価・PERは高い傾向にあります。
ちなみに、Yahooファイナンスで花王の株式を調べると関連銘柄で登場する株式銘柄を紹介しておきます。(2021年7月21日現在)
次は株主優待について見ていきましょう。
株主優待は?
残念ながら、花王に株主優待はありませんでした。
ただ、花王には配当金があるので
次は配当金を見ていきましょう。
配当金について
配当金は、ご覧の通り毎年増配しています。

これは、日本の株式市場ではかなり異例です。
花王の具体的な配当金の推移は下記の通りです。
・2015年12月期:80円
・2016年12月期:94円
・2017年12月期:110円
・2018年12月期:120円
・2019年12月期:130円
・2020年12月期:140円
普通に凄いです。
アメリカの会社かと思いました。
ちなみに2位は、22年間配当金を増やしているSPK(7466)という会社です。
花王とまではいきませんが「JT」や「日本オラクル」などの高利回り株もあります。詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
また、2021年7月21日現在の高利回り株をいくつかピックアップしておきます。
・日本アジアG:30.99%
・日本オラクル:14.04%
・岩井コスモHD:8.26%
・ユニデンHD:8.05%
花王の売上高&営業利益

花王の売上高・営業利益を見ていきましょう。
2020年は前年の業績を下回る形となっています。
業績が下回った理由は下記の通り。
しかし、2021年の売上高・営業利益はいずれも回復が予想されています。
営業利益:売上総利益から販売費・一般管理費用を差し引いた利益です
純利益

花王の純利益(2018年〜2021年)は上記の通り。
売上高・営業利益に比例して、2020年の純利益は下落しています。
しかし、2021年予想はこちらも回復が期待されます。
純利益:法人税などを支払った後の「純粋」な成果の事です
ROE
2021年7月現在、ROEは14.20%となっています。
ROEは10%以上が合格ラインとなるので超・合格です。
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
この指標は、外国人投資家もよく見るので注意しましょう。
EPS

EPSはほぼ横ばいですね。
2020年はガクッとEPSが下がりましたが、2019年までは安定したEPSとなっています。
EPS:1株当たりの利益を可視化した指標。EPSが伸びていると成長している企業とも言える。
最後に、花王のチャートを分析していきます。
花王のチャート分析(2021/7/21)

花王の2021年3月〜現在までの株価チャートを見ると、6,940円あたりで株価が下落していることがわかります。
うーん、これだけだとなんとも言えません。
花王の1年間チャートも見て見ましょう。

ご覧の通り、2020年11月ごろから下落トレンドになっていることが分かります。
しかし、2021年6月ごろから一旦株価は下げ止まりをしています。
その為、今後に関してはこの下落トレンドを突き抜けていくかどうかが鍵となりそうです。
6,850円付近を明確に超えていければ、下落トレンドを突破する可能性があります。結果、短期的な上昇につながりそうと分析。
逆に、下落トレンドを突破できなければ放置。具体的には6,830円付近で株価がまた下落したら放置ですかね。
・6,850円を明確に超える → 購入検討
・6,830円で株価が下落 → 放置
花王(4452)の今後
花王の業種は「化学品」です。
花王のPERは、25.90倍。
そして化学品の平均PERは21.70倍なので、比較すると割高気味です。また、直近の業績はいまいちですが、日用品扱っている企業なので需要が一気に落ち込むことは考えづらいです。
その為、チャートを見ながら買い時を探る「監視株」に設定しておきましょう。
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