Tidy Plusです。
2020年10月1日、LINEニュースで突如「東証の株式全銘柄の売買停止」のニュースが流れてきました。ちなみにAM7時あたりの事です。

な、何が起こったんだ…まあいいや二度寝するか…いやダメだ起きよう
こんな感じで飛び起きました。
ちなみにこの記事を書いている青柳の自己紹介。
20代の大学生時代から独学で株式投資を始め、しっかり50万円程度の損失を出す。脂汗をかきながら投資の勉強をして、返済。
どうやらシステム障害が原因との事です。
今回は東証が停止した原因について調べたので、調べた勢いそのままに解説します。
「東証全銘柄停止」を発表する

まず、落ち着いてニュース内容を見てみました。
今回参考にした記事はこちら。

上記の記事を要約すると下記の通り。
株価の情報を配信するシステムのトラブルにより2020年10月1日は全銘柄の取引は停止
ちなみに、2020年10月1日の4時半頃に行われた東証の社長会見もYouTubeで視聴可能です。
気になる方は下記からどうぞ。
こちらの会見も要約すると「今日はごめん。明日からは通常の株売買ができるようにするね」との事。
もちろんこんなフランクではなく、陳謝していました。陳謝陳謝。
東証が停止した事は過去にもあるの?

実は東証。
たまにシステムが止まります。
前回東証のシステムが停止したのは2012年の2月頃。2020年10月1日に起きた原因と同じようなトラブルで、300銘柄以上が取引不可の状態に。
なかなか皮肉めいたことに、東証は「ネバーストップ!(絶対止めへんで!)」という合言葉で、東証のシステムを安定的に運用させようとしていたところでした。
かわいそうに。
ただ、取引ができなかった投資家の人もかわいそうですが。
「システムが止まった」事は一度だけではなかった
東証が止まるという、一見「ウッソ!めっちゃやべえじゃん」と思いがちなニュースです。
が、2012年以前、2005年にもシステムトラブルで「3時間」取引が停止状態に。
東証のシステムは1999年5月から稼働。稼働を開始してから6年経ち起こった事でした。
2020年のシステム停止には、ある意味救いもあった
割と止まりやすい東証のシステム停止。
一つの救いとして「サイバー攻撃」ではなかったとのことです。
2021年現在だと「仮想通貨市場にサイバー攻撃があった!」とか、割とよく見ますよね。それで資産が盗まれたり…。
株式市場でそんなことが可能かどうかはさておき、サイバー攻撃がなかったのは一安心。

ただ、東証のシステム障害は全国へ波紋を広げてしまった
東証のシステムは「名証」「福証」そして北海道の「札証」でも同じシステムを利用していました。
その結果、これらの取引所でも取引が中止という結果に。
ちなみに、日経平均株価の先物を扱っている「大阪取引所」では影響なしのようです。
どこのシステムが壊れたの?
東証の会見の中で「マザーボードの中にあるファームウェアのプログラムに異常があった」と説明。
専門家ではない限り、宇宙語でしょう。とにかくその「異常があった所」を取り外し、供給元の富士通が解析を行っている模様です。
結局、富士通に責任は無いのか?
供給元が富士通だという事で、東証は富士通にも責任があるのかどうか?に対しての見解を出しました。
回答としては下記の通り。
富士通は製品を納品したベンダーという位置づけ。責任自体は東証にある
あくまで責任は東証側だという表明でした。参考までに、2020年10月1日以降からの富士通の株価チャートを載せておきます。

システム障害なんのその。富士通の株価は2020年10月1日以降、上昇していることがわかります。
東証のシステム障害が、富士通の株価にとっては何の障害にもなっていないことがわかりました。
では「日本取引所グループ」の株価に動意はあったのか?
富士通の株価には大きな影響はあまりないように見えました。では、一方で日本取引所グループに株価の動意はあったのでしょうか。結論から言うと、あったと思います。

上記は2020年10月2日に線を引いた、日本取引所グループの株価。3,040円まで上がっていたのに、10月2日以降株価は下落。一時期、2,320円付近まで下落してしまいました。
もちろん前日の「システム障害」だけが原因ではなく、当時の経済情勢にも影響されるものではあったと思います。
が、システム障害も株価下落の要因の一つとなっているはずです。
なので、システム障害があったら株価は下落するかもと身構えておくことも、今後は大事かもしれません。
情報の発信が遅れた理由は?
情報の発信が遅れてしまった理由も東証は会見で述べていました。
情報の発信が遅れた原因は「原因究明に時間をかけすぎたこと」です
上記の理由に対しても、賛否両論あるとは思いますが、今後はネバーストップで取引を続けて欲しいものですね。「カメラを止めるな!」って映画もありましたから。
また「午後から取引ができたのではないか?」という質問に対しては
安全性の観点を踏まえ10月1日の取引は全て中止
としたとのことです。
注文の取り扱い・投資家への賠償について
注文の取り扱いに関しては「今日は売買がなかった」という取り扱いになるようです。10月2日から「新しい注文」として取り扱われるとの事です。
”投資家への賠償”については、まず原因の徹底と再発防止策を講じてからと説明しており、直接的な言及は説明していません。
確かに「何でもかんでも賠償します!」とか言ってしまったら「今日投資をしていれば、10億円の利益が出ていた!」って言い張る方も出てきそうですし…。
まとめ
と言うことで、今回はこの辺にします。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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また、株価分析は毎日変化する株価・経済情勢と歩みを合わせ、記事更新を定期的に行っています。ある意味では限定記事なので、お早めにご覧いただければと思います。
それではこの辺で。
また会いましょう。
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