と、題名の通りでございます。
こんにちは、Tidy Plusの管理人青柳です。このお話は数年前の話ではあるんだけれども、僕は台湾人三人を東京ディズニーシーに連れてきた事がある。
なぜかって?もう少しだけこの記事を読むと分かると思う。
多分この記事は3分程度で読める。カップラーメンを待つ程度だし、強いて言えば蒙古タンメンは5分だから、時間が少し余る。僕は蒙古タンメンが好きだ。
ふふふ…。
卒業旅行をしたのさ、僕は

実は僕、台湾の片田舎の大学へ留学をしていました。
留学っていうか入学かな?台湾人と同じように授業を受けて、台湾人と同じように卒業した人です。で、僕は日本の大学の事は分からないんだけれど、台湾の大学には卒業旅行なるものがあります。卒業する前に仲の良い友達同士で旅行へ行く事ですね。
僕も大学在住中、特に仲の良かった台湾人男×1と台湾人女×2と僕で卒業旅行をしようって話になった。その時の会話を書いておこうと思う。
台湾人男「卒業旅行どこ行くよ!?」
台湾人女1「タイとか行かない?」
青柳「おお、良いねえ!」
台湾人女2「タイは暑いからやだ」
青柳「台湾も暑いだろ」
台湾人女1「…ねえ、日本どう?」
僕はこの言葉を恐れていた。
なぜなら「卒業旅行が日本」というのは純日本人である僕にとって旅行でもなんでもなく、ただの帰国だからだ。わかるだろう?だから、日本へ卒業旅行として行く事だけはなんとしても避ける必要があった。
話を戻そう。
台湾人女1「良いじゃん、青柳案内してよ」
青柳「…なあ香港どう?」(僕は日本という選択肢を消し去ることに必死だった)
台湾人女2「ねえ見て、ディズニー楽しそうじゃない?」
青柳「そう…香港にはディズニーあるしさ…ふぁっ」
台湾人女2が見せてきたスマホには思いっきり「東京ディズニーランドの公式HP」だった。
4泊5日の日本旅行が決まった

結局の所僕たち台湾人×3+日本人×1(僕)たちは4泊5日の日本旅行が決まってしまったのです。そもそも中国語で台湾人三人にまくしたてられてしまえば、ネイティブスピーカーではない僕が勝てるはずがなかった。
僕の最終兵器「ねえ、僕は何人(なにじん)か知ってる?日本人なんだよね」という至極真っ当な言論は闇に沈み、台湾人達は
「浅草がいいねえ」
「富士山も見たいな」
さらには「あ、沖縄って東京からどれくらい?電車で2時間くらいなら行きたい」
などと話している。僕は「おっと、ここから説明しなきゃいけないのか、ふっ」とどんな生徒でも難関校へ合格させるカリスマ講師のように単純明快に説明した。
「それは、無理だ」と。
いや、4泊5日もあるから無理ではないのだけれど単純に僕が面倒くさかった。だからなんとかして東京だけの観光旅行にしようと思った。
「富士山は静岡県のものか山梨県のものかで、常に殺伐としてて危ない」
「沖縄には方言があるから僕の日本語が通じるかわからない」
「そもそも日本へ来て東京観光しないなんて、台湾に来て台北じゃなくて苗栗に行くようなものだ(マニアック)」
などと色々な方面から苦情が来そうな嘘八百を並べ立て、なんとか東京観光だけをする事となった。
※その後台湾人には「あの時言ったのは適当だった、僕が東京旅行だけをしたかったんだ」と誤解を解いておいた。少し怒られた。
ディズニー編(本編)
日本旅行(つうか東京旅行)4泊5日の中で、もちろんディズニーへ行くことは決まっていた。そして台湾人達は「ディズニーランドへ行きたい!」と言っていた。
しかし僕はここでも反対した。
「ディズニシーへ行こう」と。
シー=Seaの意味だ、海だと。台湾の淡水河よりも綺麗なSeaを見せてやると、ちなみに淡水は台湾語で「だんずい」だ。更に、ディズニーシーは言ってしまえば「ディズニー+シー」だと。シーがある分お得だと。
台湾語を織り交ぜながらの僕の懸命な説得は花を開き「じゃあディズニーシーへ行くか」となった、成功だ。理由は「まあどっちもディズニーなんでしょ、ならいいよ」と。
台湾人のこういうおおらかな所は大好きだ。
ついにディズニー”シー”へ…
結果:すげつまんなそうだったよ
なぜか?
まず、行った日が悪かった。僕たちがディズニーシーへ行ったのは土曜日。感染症がこれから蔓延してディズニーが一時休園になるなんて誰も思っていなかった、そんな時だ。
つまりバチくそに混んでいた。
土日にディズニーへ行った事がある方ならわかると思うけれど、とっても混んでいる。この時点で台湾人達は「おいおいおいまじか」と言っていた。中国語で「マジか?」は「真的嗎(ジェンダマ)」だ。
この他にも「真的假的(ジェンダジャーダ)」という応用編もある。意味?「マジっすかあ」みたいな意味だと思う。「真的」の進化版。ポケモンのポッポがピジョットになったようなものだ。知らんけど。
台湾人達は言った。九份よりも混んでいると。確かに九份という場所は、日本人が「ここは千と千尋の神隠しスポット!」と言う、いわば「台湾きたら行かなきゃおかしくね?」スポットなのでたくさんの人がいる。
ちなみに九份についての記事も出しているので、お時間がある方はどうぞ。
だが、それよりも混んでいると言ったのだ。
僕?
僕はポップコーンを食べていた in デズニーシー。
3時間待ちはキレた
日本人にとって「土日にディズニー行ったらアトラクション全部3時間待ちだった〜!」などの言葉は、ディズニーへ行った事がある人が聞けば「まあ土日はそんなもんだろう」と軽く答えることができる。
しかし僕が連れてきた台湾人達は今までディズニー(シー)へ来たことがなければ、九份以上の混み具合を知らない、というかそもそも日本に来たことがないという、なんとも純粋な台湾人達だ。
「青柳、あの火山みたいなアトラクションのWaiting Timeって書いてある時間は何?」と聞かれて、内心僕は「TimeをWaitingする時間だよ!」と思ったが堪え、「アトラクションに乗るための待ち時間」と答えた。
台湾人達は「おいおいまじか!」と驚いていたが「まあまあせっかく来たのだから」と説得し、台湾人達を並ばせる事に成功した。
「マジか!」の中国語をこの記事で覚えることができた君、すごい!
待ち時間と楽しみ度が比例していなかった時、人はキレる
ディズニーシーのレイジングスピリッツというアトラクションに乗ろうと提案した僕は、3時間待ちと書いてある事実を台湾人に見せず「ささっ、ささっ!どうぞ」と、上司にこびへつらう社畜のように台湾人達を案内した。
そして、長時間待ち、台湾人と僕はアトラクションに乗った。僕は楽しかった。

ふふーーーーーーー!ひゃふーーーい!いえっへへへへえええ!ゔぁあああ!
などと叫びながら、台湾人達も中国語で何か叫んでいた。ちょっと面白かった。さて、乗り終わった後「どうだった?」と聞くと「終わるの早くね?」と。ちょっとキレていた。
あんな楽しんでたのに。
アトラクションに乗るまで結局3時間以上待たされた台湾人達は多分「どれだけこのレイジングスピリッツは楽しいのだろうか」「レイジングをスピリッツしているのだから面白いのだろう」と思うようになっていたのだろう。
「見てみあれ、一回転してる!一回転してる!」と台湾人達をアトラクションの待ち時間の時盛り上げていたのだが、難しかったようだ。しかし、意外にも早く終わってしまったアトラクション内容に「3時間待っていたのに、3分で終わった!」とちとキレていた。
ここで僕は思った。
待ち時間と楽しみ度が比例していなかった時、人は不満を持つのだと。
夢の国価格
また、台湾人達は夢の国価格にもキレていた。
「なんでこのハンバーガーが700円もするんだと、ドリンクが200円だと!!台湾ならタピオカミルクティーを30元で飲めるんだぞ!」などと大変だったのは覚えている。ちなみに当時はタピオカミルクティーを30元(90円程度)で飲めた。(CoCoと言うドリンクショップ)
僕は「夢の国価格」だと中国語で話してみたが、「なんだそれは」と一蹴された。かなちぃ。
そして最後、疲れた。と。歩きすぎて疲れたのだと。
17時に帰った
10時にディズニーシー へ入った僕たちだったが、意外にも評価を得られず17時には夢の国から出場することとなってしまった。
ちなみに僕はディズニーシーへ行く時は基本閉園までいる人なのだったのでかなり悔しかったのだけれど、まあここで「なあ21時までいようぜ!」とはどうしても言えない雰囲気だったのでやめた。
浅草花やしきの話

次の日、浅草花やしきに言ったのだけれど、僕の期待は薄かった。なぜなら昨日ディズニーシーへ行き思ったような評価を得ることができなかったからだ。
僕は「あ、ここ日本最古の遊園地だよ」と自信なさげに紹介した。
台湾人達はどうだったか

結論:すげ楽しそうだったよ
一応台湾人達が花やしきでめっちゃ楽しそうにしてた画像があるのだけれど、流石に勝手に載せてはいけないと思うので、イラスト屋の画像を引用して、台湾人達がどれだけ楽しそうにしていたかを表現してみた。
結論
台湾人は、花やしきへ連れて行こう!
そしてもう一つ。
日本人が「楽しい!」って所は、必ずしも台湾人が楽しめる所ではない。
僕?僕は花やしきでクレープ食べてたよ。
終わりーーーーー!

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