株式投資をするなら知っておきたいPERとは?

投資用語

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どうもこんにちは、Tidy Plus Investmentです。


今回のテーマは「PER」と呼ばれる株価指標について解説します。


株式投資をするのであれば、PERはぜひ覚えておきたい指標の一つ。

青柳
青柳

PERは投資の本や投資セミナーなどマーケット情報を知りたい時などにもよく登場する指標なので、覚えておくと便利です!


ついでにこの記事を書いている青柳の自己紹介をしておきます。

自己紹介

青柳です。

投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。

ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。

そして失敗し、50万円の損失。

誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。

今では50万円の損失も全額返済し着実に金融資産を蓄え中。

PERとは?

PERとは、株式が割安かどうかを知る事ができる指標です


PERは日本語で「株価収益率」と呼ばれ、Price Earnings Ratioの頭文字を取った所からPERと呼ばれています。


一般的に倍率で表される事もPERの特徴の一つと言えるでしょう。


PERは株式の情報を見ると、必ず記載がある指標。


次章から、実際にみずほ銀行のPERを例にあげて解説していきます。

実際にPERを確認

引用:みんなの株式


みずほ銀行のPERを例にあげてみましょう。


上記の投資情報を見ると、2020年12月13日現在みずほ銀行の株式のPERは7.52倍となっています。


そしてPERとは株式が割安かどうかを判断する基準の一つだと説明しました。


具体的には、株式のPERが15倍以下であれば「割安」15倍以上であれば「割高」となります。


つまりみずほ銀行のPERは7.52倍なので、割安だと言うことになります。


と、15倍以下が割安だと判断するのは数年前の考え方です。


この謎の基準は今でもよく言われるのですが、この基準は違います。


その理由は後ほど解説します。


ちなみにPERの計算方法は下記の通り。

PER=株価÷EPS

EPSとは当期純利益の事です。

例えば、Tidy Plus株式会社と言う株価が400円で、純利益が40円だった場合PERは10倍となります。

PERを使った投資判断

先ほど、PERは15倍と言う基準が割安だと言うことに対して否定しました。


PERが15倍以下であれば全ての株式が割安だと判断してはいけません。


逆に、PERが15倍以上であれば割高だと考えるのも違います。

青柳
青柳

紛らわしくてすいません…。

PERが15倍以下≠割安

では、PERを使って株式が割安かどうかを判断するにはどうすれば良いのか説明します。


PERは業種全体と比較して、割安かどうかを確認しましょう。


つまりトヨタ自動車の株価が割安かどうかを確認したいのであれば、三菱自動車・日産自動車のPERを比較すると言う事です。


同じ業種でPERを比較する事で、本当に株式が割安かどうかが分かります。


何故かと言うと、PERは株価と純利益を使って計算しています。


計算式をもう一度載せておきますね。

PER=株価÷EPS



異業種であれば株価も純利益も大きく変わります。

青柳
青柳

難しそうに聞こえますが、マクドナルドとトヨタ自動車が稼いでいる利益は違うよねって言っているだけです。


例えば、小学1年生〜6年生の子供たちに対して掛け算ができれば「勉強ができる」掛け算ができなければ「勉強ができない」って判断しないですよね。


掛け算の例は微妙だったと思いますが、株式も同じで15倍以下なら割安だと考えてはいけません。


今であれば、オンラインの需要は高いです。


オンラインと言えば業種は「情報・通信業」などのいわゆるIT系の平均PERは高い傾向にあります。


一方ANAやJALなどの空運業の平均PERは低いです。(感染症の影響ですね)


このように情報・通信業と空運業の平均PERを比べても意味がありません。


つまり、一概に15倍以下が割安だとは言えないと言う事。


次章から、業種によってどれだけPERの平均が違うのかを説明します。

PERは業種によって大きく変わる

平均PER

卸売業   : 26.60倍

鉄鋼    : 32.90倍

情報・通信業: 71.50倍


上記の図は、業種ごとの平均PERを算出した物です。


例えば卸売業であれば三井物産、住友商事など卸売業のPERを平均化してあります。


情報・通信業だとソフトバンクグループ、NTT、光通信などが有名ですね。


業種ごとの平均PERを見ると全く違いますよね。


なので、一概にPERが〇〇倍以下なら割安・割高と言う判断はできないと言う事。

青柳
青柳

例えば、NTTのPERが20倍だからと言って割高だと断定しないと言う事ですね。

PERだけで投資をしてはいけません

PERだけで判断して、投資をしてはいけません!


もちろん先ほど説明した通り、15倍以下が割安だと言う答えにならない事もPERだけで投資をしてはいけない理由の一つです。


ですが、もう一つ「業績問題」があります。


仮にPERが10倍で同業種と比べてPERは低いから「割安」って考えて投資をすると痛い目にあいます!


仮にあなたが投資したい株式のPERは10倍で割安。


ですが、一方で業績がマイナスだったら今後の株価はどうなると思いますか?


業績はマイナスなので、株価は下落していく可能性が高いと言えるでしょう。

青柳
青柳

ちなみに私はPER=割安だと考えていた時、業績がボロボロな株式を間違えて購入した事があります。そし、数年間保有することに…。


なので、どうしてもPERだけで投資をしたい方は業績だけは目を通すようにすると良いですよ。

まとめ

PERとは、株式が割安かどうかを知る指標の一つです。


ですが、15倍以下が割安だと判断するのは時期尚早。


業種によって平均のPERが変わってくるのが理由。


むしろ同じ業種内でPERを比較して割安かどうかを判断した方が良い。


また、PERだけではなく業績も確認することを忘れないこと。


今回は、以上です。


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