Tidy Plus Investmentの株価分析コーナーです。
今回は歌舞伎が発祥である企業「松竹(9601)」の今後の株価を分析します。
本記事は松竹(9601)の株価分析です。最初にまとめると下記の通り。
・株価は11,450円と100万越え!
・株主優待が充実、株価の下支えになっていると予想
・配当金「無配」営業利益、純利益「赤字」と厳しい状況
・2022年業績予想も「マイナス」に。
・コロナ収束ニュース始まれば、株価下落もストップか。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。

青柳です。投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。そして失敗し、50万円の損失。
誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。今では50万円の損失も全額返済。
この記事では松竹(9601)について紹介します。
記事内では他の投資家が注目する指標を解説します。また、配当利回りや業績そして株主配当についても紹介しています。
具体的に、あなたのこんな疑問に回答します。
・松竹(9601)の今後の株価予想は?
・株主配当はあるの?
・ROEやPERの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
松竹【9601】の株価を分析中です…
松竹はどんな会社?

会社概要は下記の通り。
会社概要 | |
会社名 | 松竹株式会社 |
本社住所 | 東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル |
代表者名 | 迫本 淳一 |
設立年 | 1920年11月8日 |
業種 | 情報・通信業 |
決算期 | 2月 |
松竹のWikipedia冒頭を引用すると下記の通り。
松竹株式会社(しょうちく)は、日本の映画、演劇の制作、興行、配給を手掛ける会社。歌舞伎の興行については現在ほぼ独占的に手がけている。創業は1895年で設立は1920年11月8日(帝国活動写真株式会社の設立日)である。
引用:wikipedia
松竹の事業内容
松竹の事業内容は下記の通り。
構成:松竹+子会社16社+持分法適用関連会社8社
①映像関連事業
劇場用映画の製作・売買・配給・興行、映画劇場・売店の運営。テレビ映画の制作・販売、CMの企画・製作、BS・CS・CATVのソフト製作・編集。衛星基幹放送、一般放送、ビデオソフトの製作・買付・販売、宣伝の企画・制作・代理、音楽著作権の利用開発・許諾等
②演劇事業
演劇の企画・製作・興行、俳優・タレントの斡旋、舞台衣裳の製作・売買・賃貸、演劇舞台の大道具・小道具・音響の製作・販売、劇場内イヤホンガイドサービス
③不動産事業
所有不動産の賃貸、不動産の管理・清掃等
④その他
プログラムの製作・販売、キャラクター商品の企画・販売、配信コンテンツの企画・制作、新規事業開発
次章から、松竹の株価チャートをチェックしていきましょう。
ちなみに私が株価分析をする時に参考としている本は「業界地図」です。
投資をする企業のライバルや業界内での立ち位置がわかるので重宝しています。
ちなみに電子書籍のBookLiveでも「業界地図」が読めます。(2021年9月2日確認済み)
松竹の株価

2021年9月3日(終値)の東映の株価チャートです。
株価は11,450円です。
右肩下がりのあまり調子が良くない株価チャートになっています。
松竹の株主優待
東映の株を100株以上保有していると、株主優待がもらえます。
株主優待カードの映画招待ポイント付与:80ポイント
100株保有しているだけだと80ポイントですが、保有株式数に応じて優待は変わってきます。
200株以上 | 160pt |
300株以上 | 200pt |
500株以上 | 280pt |
800株以上 | 400pt |
1,000株以上 | 480pt |
1,500株以上 | 480pt |
2,000株以上 | 480pt |
※入場1回につき10pt使用します。ただ、3D映画は15pt使用。新宿ピカデリーは20ptで公開2週目から利用可能です。
また、300株以上保有している場合「演劇招待券」が2枚もらえます。こちらも保有株式数に応じてもらえる招待券の枚数が増えます。下記の通り。
500株以上 | 4枚 |
800株以上 | 6枚 |
1,000株以上 | 8枚 |
1,500株以上 | 12枚 |
2,000株以上 | 16枚 |
月別の招待枚数・劇場は会社指定。予約期間内に申し込みが必要です。
※株主優待は変更になることも多いので、最新情報は下記からどうぞ。

松竹の配当金

松竹の配当金は上記の通り。
2019年〜2020年まで配当金「30円」でしたが、2021年は”無配”という結果に。無配という結果に対して松竹は下記のように説明しています。
当期の配当につきましては、当期の業績や来期の業績予想を勘案し、誠に遺憾ながら無配とさせていただきました。
さて、少し雲行きが怪しくなってきました。
次章から松竹の業績を見ていきましょうか。
松竹の業績(売上高・営業利益・純利益)
下記は松竹の売上高・営業利益をグラフにしたものです。

2023年の松竹の売上予想は90,000(百万円)となり、営業利益の予想は2,000(百万円)です。
下記は松竹の純利益をグラフにしたものです。

2023年の松竹の純利益は1,800(百万円)の予想となりました。
下記は松竹が2021年の業績に対して説明した内容です。ただし、書き方は青柳流です。
・2021年はとにかくコロナのせいで経済活動が低迷したよねー。
・Go Toキャンペーンとかあったけど、とにかく本格的な回復にならない。
・映画業界も酷かった。興行収入の発表を始めた2000年以降「最低記録」になった。
・感染予防を徹底しながら頑張って興行を再開させたんだけどねぇ…。
・不動産賃貸は、全体的に高い稼働率で、安定収入に貢献。
・だけど映像関連事業があまりうまくいかなくて2021年の業績は悪かったなぁ。
2021年の業績は営業利益・純利益が「マイナス」となり、2022年もマイナス予想。
2023年予想でプラスとなる予想となっています。
とは言っても先行きなかなか厳しい状態が続くことは間違い無いのかな、と。
松竹のROE
2021年9月現在、松竹のROEは-13.30%となっています。
純利益がマイナスなので、ROEもマイナスです。
う〜む。
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
松竹のEPS

松竹のEPSは上記の通り。
2021年に大きくEPSは下落しました。
松竹のチャート分析

上記が松竹の株価チャートです。
2021年に入り、松竹の株価は右肩下がりの状況が続いています。金額的な節目である12,000円を割ってしまい、次は11,120円を割るかどうかです。
11,120円を割ってしまったら、放置するかなと思います。また、業績的観点をみて、仮に11,120円で反発しても株を購入することはないかな・・・と。
松竹(9601)株の今後を予想する
個人的には松竹の映画好きなんですよ。
八日目の蝉とか好きでしたから。
別に松竹が嫌いってわけではないのですが、私個人的には「今は」松竹株は購入しないかな・・・と。業績が厳しい状態(マイナス)なのに株価がいまだ10,000円を超えている現状が恐ろしいです。
株主優待目当てで長期保有する方もいるため、大きな値崩れをしないことも理由の一つかも。ただ、今後まだまだ先行き不透明感を感じることも否めません。コロナのせいなんですけどね・・・。
今後に関してですが、10,000円〜12,000円の間で横ばい状況が続きそうかなと予想しておきます。もちろんコロナ陽性者が減少したりすれば、松竹の株価にも動意があるでしょうから、この限りではありません。
現状で考えた結果、株価が上昇する要因が少ないため今後は「株価は横ばい」という予想を立てておきます。
というわけで、今回はこの辺で。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました😌
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