Tidy Plus Investmentの株価分析コーナー!TwitterはTPIです。
本記事では、婦人下着首位のワコールHD(3591)の株価分析する記事です。
子会社にピーチ・ジョンもあり、デサントと商品開発も行っています。
そんなワコールホールディングスの今後の株価がどうなっていくのか、株価分析を行いました。
・株価は2,337円。PERは20.76倍。
・配当金は下落気味…利回りは1.71%。
・2022年業績予想は前年比「微増」
・株価は2,220〜2,600円辺りが鍵か。
この記事を書いている人。

青柳です。投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。そして失敗し、50万円の損失。
誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。今では50万円の損失も全額返済。
この記事ではワコールホールディングス【3591】の株価を分析します。
本記事では、下記の疑問に答えることを目的としています。
・ワコールホールディングス【3591】の今後の株価はどうなる?
・ライバル他社と比べてどうなの?
・株主配当はあるの?
・PERはどう?
・ROEの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
・チャート分析をした結果は?
ぜひ、最後までご覧ください!
※下記から「ワコールホールディングス」は「ワコールHD」に統一します。長いので。ごめんなさい。
ワコールHDの株価を分析中です…
ワコールHDはどのような会社?

会社概要は下記の通り。
会社名 | 株式会社ワコールホールディングス |
本社住所 | 京都市南区吉祥院中島町29 |
代表者 | 安原 弘展 |
設立年 | 1949年11月1日 |
業種 | 繊維製品 |
決算期 | 3月 |
ワコールHDのWikipedia冒頭を引用しておきます。ワコールHDのWikipediaではなく「ワコール」を対象とした内容となります。
ワコール (英: Wacoal) は、京都市に本社を置く、日本の衣料品メーカーである。事業の中心は、女性用下着販売。
Wikipedia
さて、ワコールHDの事業内容をもう少し次章から掘り下げましょう。
ワコールHDの事業内容
ワコールHDで販売している商品は下記①〜④の通り。
①インナーウェア
②アウターウェア
③スポーツウェア
④繊維製品、関連製品
①〜④の商品を製造し、一般消費者へ販売することが主な事業。
その他、飲食・文化・サービス及び内装工事等の事業も行っています。
✔︎ワコール事業
✔︎ピーチ・ジョン事業
(株)ワコールでは、製品の企画・デザインと原材料調達し縫製会社・協力工場から仕入れた半製品の検査を経て製品化。国内百貨店、量販店、一般小売店、直営店舗、Eコマース(EC)サイトを利用し、最終消費者へ販売。
また、海外子会社もあり北中米地区に9社、欧州地区に6社、アジア・オセアニア地区に16社、計31社。海外関連会社はアジア地区に6社です。
子会社として「ピーチ・ジョン」があり、グループ外から独自に供給を受けた製品の小売販売を行っています。
その他の事業として、マネキン人形等の製造・販売・レンタル。内装工事関係事業も行っています。
次章から、ワコールHDの株価をチェックしていきましょう!
※ちなみに、私が株価分析をする時参考にしている本が「日経業界地図」です。
業界の動向がイラスト形式で書かれており分かりやすいです。青柳は非常に重宝しています。ご興味がある方はぜひ。
ワコールHDの株価(2021/9/2)

2021年9月2日(終値)の株価チャート(3ヶ月)です。
株価は2,337円。本記事で競合他社として(勝手に)設定した「グンゼ」の株価は4,450円。
ワコールHDのPERは20.76倍となります。グンゼのPERは36.80倍となります。
グンゼの業種である「繊維製品」の平均PERは66.16倍です。
ちなみにPERなどの投資用語について理解したい方は下記の本がオススメ。
ワコールHDの株主優待
ワコールHDの株を100株以上購入することで、株主優待がもらえます。
・自社および自社グループ通販商品:20%割引
500株保有している場合、3,000円相当の自社グループ商品券がもらえます。1,500株保有している場合、5,000円相当の商品券となり、レベルアップ。自社指定店舗で利用可能。
3年以上継続保有の場合、1,000円増えます。
ただ、株主優待は変更になることもあるので、最新情報に関しては下記からどうぞ。
株主優待を目当てに株を購入している方は「株主優待ハンドブック」をどうぞ。
ワコールHDの配当金

ワコールHDの配当金は上記の通り。残念ながら2019年→2021年まで減配が続いています。
2022年に増配予想の50円。配当利回りは1.71%です。
ちなみにワコールHDは内部留保金を下記の用途で使用すると説明しています。
・国内事業における顧客接点の拡大
・海外事業拡大のための積極的な投資
・競争力の維持や成長力強化のための戦略的投資に活用
ワコールHDの業績(売上・営業利益・純利益)
下記はワコールHDの売上・営業利益をグラフにしたものです。

下記はワコールHDの純利益をグラフにしたものです。

ワコールHDの業績は上記の通り。
2021年度の業績に関して、ワコールHDが説明をしているのでまとめます。ただし、表現方法は青柳流です。
・コロナが蔓延して、経済活動には大きな影響をもたらしたよねー。
・弊社も困ったよ、そりゃあ困った。緊急事態宣言が出て店は休業になるわ。
・外出自粛が出て来客者が減るわ最悪だったよもう。消費者のマインドも低下したし・・・。
・で、その中でも頑張ったわけよ高収益の経営体質構築の改革をしたりしてね。
・デジタル戦略ってんだけど、3Dボディスキャナーとか接客AI導入したりやってみたんよ。
・でも売上は下がってしまった。ECは巣篭もり需要で伸びたけどやっぱ店舗に人来ないとダメだ。
・でも純利益は有価証券・投資評価損益(純額)の評価益103億90百万円を計上したから増益ね。
ワコールHDのライバル企業として知られるグンゼと業績を比較してみましょう。
2021年/単位:百万円 | ワコールHD | グンゼ |
売上 | 152,204 | 123,649 |
営業利益 | -1,115 | 4,673 |
純利益 | 7,025 | 2,147 |
2022年業績予想(単位:百万円) | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
グンゼ | 135,000 | 8,000 | 8,200 | 5,600 |
ワコールHD | 179,000 | 6,000 | 7,900 | 5,500 |
2021年の業績では「ワコールHD」が売上は上。ただ、営業利益はグンゼに軍配。純利益はワコールHDが上という結果に。
2022年の業績予想はワコールHDの売上高が高いです。
が、営業利益・経常利益・純利益予想はどれもグンゼが微増。とは言っても、大きな差はありません。
ワコールHDの株価は2,337円。
グンゼが4,450円となります。
ワコールHDのROE
2021年9月現在のグンゼのROEは3.60%です。あまり良くありませんね。
日本企業で高ROEと呼ばれるのは10%以上からです。
ちなみに「グンゼ」のROEは1.90%となります。どちらもあまり高くありません。
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
ワコールHDのEPS

ワコールHDのEPSは上記の通り。
2019年にEPSが大幅に下落しましたが、2020年〜2021年で回復しています。
ワコールHDのチャート分析

上記チャートの通り、2020年8月ごろから中期的な上昇トレンドに見えます。しかし、2021年8月に上昇トレンドが機能していないようにも見えます。
個人的には株価が下落気味なので、私なら今は手を出さないかな、と。
今後の株価の動きを考察。パターンを2つ考えました。一つは節目である2,220円を割ってしまう場合。この場合は放置が賢明かなと…落ちてくるナイフになってしまいますからね。
次が反発する場合。上昇トレンドに回帰し、株価的には2,600円を超えるあたり。2,600円を超え、上昇トレンドに回帰し始めたら株価の投資を考えるって感じですかね。
ワコールホールディングス株の今後
PERは20.76倍とまずまず。株価は2,337円。ただ、コロナの影響で店舗に来る人がいないのは業績に大きな影響か。ROEは3.60%と高くない。
コロナ感染者数の影響もあるとは思いますが、個人的には今後株価は横ばい&下落で2,200円あたりまで落ちるかなぁと考察。
その後、反発し2,400円あたりまでは戻ってくるかなと予想しておきます。
というわけで今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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