Tidy Plusの気になる銘柄を分析するコーナーです。
北陸で最大手のドラッグストアを展開する「クスリのアオキ」。2016年11月に持株会社の体制へと変わりました。今の名称は「クスリのアオキホールディングス」です。
今回は、そんなクスリのアオキHDの今後の株価を分析します。まずはとにかく株価チャートを見てみましょう。

「大暴落」と言うほど株価は下落していませんが・・・。
一時期10,000円まで到達した株価が現在は7,710円まで下落。小規模な暴落ですかね…?小暴落?
もし株価が10,000円の時に100株購入していたとしたら…。
100万円(1万円×100株)ー771,000円(7,710円×100株)=229,000円
単純計算で229,000円の損失が出ていることになります。金額を見ると大きな損失ですよね。
さて、そんな株価が小暴落(?)しているクスリのアオキHDですが、今後はどうなるでしょうか?
本記事では、下記の疑問に回答することを目的としています。
・クスリのアオキHD【3549】の今後の株価予想は?
・株主配当はあるの?
・ROEやPERの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
それでは、始めていきましょう。
※株価・情勢は日々変わってくるので、本記事の内容は定期的に変更されます。
また、投稿者が変更時期と判断した際も変更します。ある意味、限定記事なのでお早めに。
クスリのアオキホールディングスの株価を分析中です…
クスリのアオキホールディングス【3549】とはどんな会社?
石川県に本社を持つ大手ドラッグストアチェーン「クスリのアオキ」の持株会社。
元々は、1869年に薬種商を創業したことが始まり。発祥した時期を見ると古い企業だということが分かります。
昭和に入り、創業者「青木信孝」氏が青木二階堂薬局の称号で薬局営業を開始。
しかし薬局間での競争激化が始まり、従来型の薬局経営からドラッグストアへの進出を検討。
その後、1985年ついにドラッグストアとしての「クスリのアオキ」を設立します。
2016年に入り、クスリのアオキホールディングスがクスリのアオキを株式交換により完全子会社化。
石川県民にとっては、馴染み深い企業とも言えるでしょう。
会社概要 | 参考サイト:日本経済新聞 |
会社名 | 株式会社クスリのアオキホールディングス |
本社住所 | 石川県白山市横江町4-1 |
代表者名 | 青木 宏憲 |
設立年 | 2016年6月30日 |
業種 | 小売業 |
決算期 | 5月 |
クスリのアオキホールディングスのWikipediaを見ると下記の通り。(一部抜粋)
株式会社クスリのアオキは、石川県白山市に本社を置き、石川県を中心に中部・関東・近畿・東北にドラッグストア(薬店)チェーンを展開する企業。持株会社の株式会社クスリのアオキホールディングスが東京証券取引所第一部に上場している。-wikipediaより引用
クスリのアオキホールディングスの事業内容
子会社の経営戦略・経営管理等の提供
簡単に言ってしまえば上記の通りですが、これで「よっしゃ!投資しよう!」とは思いませんよね。
それよりも、ドラッグストアである「クスリのアオキ」の事業内容をまとめた方がいいでしょう。
ドラッグストア「クスリのアオキ」の事業内容
・医薬品
・化粧品
・日用雑貨
・調剤薬局
クスリのアオキは主に上記商品を一般消費者に販売する「小売業」を行っています。
そしてもう少し細分化すると下記の通り。
・ヘルス…医薬品、サプリメント
・ビューティー…化粧品、フェイスケア、ボディーソープ
・ライフ…日用品、お菓子、飲料
・調剤…医療用薬品
上記の通りとなります。
次章からクスリのアオキHDの株価とPER、そして競合他社の株価も一緒に比較していきましょう。
クスリのアオキホールディングスの株価

上記は8月27日終値現在。
株価は7,710円となります。
・ココカラファイン:8,580円
・カワチ薬品:2,301円
・マツモトキヨシHD:5,030円
クスリのアオキHDのPERは20.15倍。
ココカラファインのPERは「59.56倍」カワチ薬品のPERは「7.22倍」マツモトキヨシのPERは「23.94倍」となります。
クスリのアオキホールディングスの業種である「小売業」の平均PERは74.05倍(2021/8/27)
クスリのアオキホールディングスの株主優待
クスリのアオキホールディングスの株を100株以上購入する事で株主優待が贈呈されます。
・株主優待カード(店舗&ネットショップ)5%割引
・地方名産品
上記2つのいずれかとなります。また、保有している株式数が多くなると、優待も豪華になります。
・100株以上の購入…<1>もしくは<2>を2,000円相当
・500株以上の購入…<1>もしくは<2>を3,000円相当
・1,000株以上の購入…<1>もしくは<2>を5,000円相当
ただ、優待は変更になることも多いので、最新情報は下記からチェックしてくださいね。
>>クスリのアオキホールディングスの公式HP
クスリのアオキホールディングスの配当金

良い感じですね。
毎年増配を続けています。
ただ、配当利回りは0.30%なのでかなり低いです。
日本企業の中では配当利回りが1%〜3%あたりが多く、3%以上になると高利回りだと判断されることが多いです。
う〜ん、今後に期待です。次章から業績をチェックしていきます。
クスリのアオキホールディングスの業績(売上高・営業利益・純利益)
下記は、クスリのアオキHDの売上高・営業利益です。

下記はクスリのアオキHDの純利益です。

2019年〜2022年までの業績ですが、右肩上がりです。良いですね。
クスリのアオキホールディングスのROE
2021年8月現在、ROEは16.80%となっています。
ROEは10%以上が合格ラインとなるので、超・合格です。
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
クスリのアオキホールディングスのEPS

クスリのアオキHDのEPSは上記の通り。こちらも良い感じに右肩上がりの階段です。
成長性も悪くありませんね。
EPS:1株当たりの利益を可視化した指標。EPSが伸びていると成長している企業とも言える。
クスリのアオキホールディングスのチャート分析
最後にクスリのアオキホールディングスのチャート分析を行ってみましょう。

上記の通り、下落トレンドを意識している方が多そうです。また、2020年7月ごろから下落トレンドを継続しているので、個人的には今は放置。
今後ですが、8,150円付近を突き抜けていけば上昇トレンドへ転換する可能性。一方8,150円付近で株価が下落するなら、下落トレンド継続に見えるので放置かな、と思います。
クスリのアオキホールディングスの今後
個人的には気になった銘柄でした。
業績も右肩上がりで、ROEも高め。ただ、配当利回りがちょっと安すぎるかな…と。
今現在は下落トレンドですが、業績が悪いわけでもないので今後は緩やかに株価の上昇へつながるのでは、と考察。
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