こんにちは、Tidy Plus Investmentです!TwitterはTPIです。
今回はラクーンホールディングス【3031】の株価分析を行いました。
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を運営しています。メーカーと事業者が利用するサイトです。その手の仕事を行っている方はおそらくご存知のサイトだと思います。
他にも「掛売り決済代行」「債権保証」事業なども行い、多角的な経営を行っています。
さて、そんなラクーンホールディングスの株価を分析した結果は下記の通り。
・PERは61.07倍と高いが「情報・通信業」の中では平均的。業績も右肩上がりで、ROEも10%超え。非対面ビジネス展開し、時代のニーズとも合致か。
・短期的に見れば株価2,210円→2,300円が鍵。長期的に見れば2,200円を「割った」場合、下落トレンド転換する可能性も万が一。
もう少し詳しくみていきましょう。
今回の考察人です。

青柳です。
投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。そして失敗し、50万円の損失。
誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。今では50万円の損失も全額返済。
この記事ではラクーンホールディングス【3031】について紹介しています。
記事内では他の投資家が注目する指標を解説します。
また、配当利回りや業績そして株主配当についても紹介しています。
具体的に、あなたのこんな疑問に回答します。
・ラクーンホールディングス【3031】の今後の株価予想は?
・株主配当はあるの?
・ROEやPERの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
ぜひ、最後までご覧ください!
ラクーンホールディングス【3031】の株価を分析中です…
ラクーンホールディングス【3031】はどのような会社?
1993年に個人事業主として「ラクーンとレイドサービス」を創業。3年後の1996年には「株式会社」に組織変更しています。早いですね。
1998年にインターネット上で「オンライン激安問屋」を開設。ラクーンは成長を早め、2002年に「スーパーデリバリー」を開設します。
他にも人気サイトを多数開設しますが、2009年「スーパーデリバリー」へ一本化。
以降、BtoBの決済サービス「Paid」や売掛保証サービス「URIHO」を2016年にスタートさせるなど成長著しい企業です。
そんなラクーンホールディングスの会社概要は下記の通り。
会社名 | 株式会社ラクーンホールディングス |
本社住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-14 |
代表者 | 小方 功 |
設立年 | 1996年5月21日 |
業種 | 情報・通信業 |
決算期 | 4月 |
ラクーンホールディングスのWikipedia冒頭を引用しておきます。
株式会社ラクーンホールディングス(英: RACCOON HOLDINGS, Inc.)は、東京都に本社を置く商社である。事業者向け卸サイトのスーパーデリバリーが事業の中心である。
Wikipedia
ラクーンホールディングスを「商社」として書いてありましたが、どっちかというと「情報・通信」系だと思います。東証業種名でも「情報・通信業」として設定されています。
ラクーンホールディングスの事業内容
ラクーンホールディングスはあくまで持株会社です。経営管理を行っています。
ですがこれだと何を行っている企業かわからないので、グループ会社で行っている事業を紹介します。
できる限り簡単に説明しますが、どうしても少し長くなるのでご注意ください。
EC事業
アパレル・雑貨を取り扱うサイト「スーパーデリバリー」の運営。また、クラウド型受発注システム「COREC」の運営も行う。
-スーパーデリバリー
アパレルメーカー・雑貨メーカーがサイトに掲載した商品を会員企業が購入するサイト。メーカーが直接取引をするのが難しい中小規模企業に対する卸売を安心かつ効率的に行えるサービス。
-海外向けサイト(SD export)
SD exportは面倒な輸出手続きを踏まずに海外の小売店・企業に商品を販売できるサイト。海外への販路拡大に利用可能。また、海外の会員小売店は、国内に拠点を持たずに免税で仕入れも可能。
-COREC
企業間の発注書や見積書をインターネット上で送受信し一元管理できるツール。業種や企業規模にとらわれず事業者であれば誰でも利用することができます。サプライヤー・バイヤー共に無料プランで利用を開始。特定の機能を利用したいタイミングで有料プランへと申込するシステム。
売掛保証
企業間取引で発生した売掛金が未回収になった時に取引先に代わって売掛金を支払うサービス。サービスを利用することで取引先の与信判断に時間を割くことも、取引を迷うこともなくなります。取引先には保証をかけていることを知らせずに利用できます。
-URIHO
オンライン完結型の売掛保証サービス。申込みから与信審査、保証の請求に至るまですべての手続きをインターネット上で行う。
家賃保証
不動産物件において、入居者の保証人となり賃料滞納が発生した場合に入居者に代わって家主(オーナー)に賃料及び訴訟費用を支払うサービス。家賃保証では、入居者から保証委託料を徴収。保証料はプランによって異なり、初回の保証期間満了後は、更新保証委託料を支払い保証期間も更新。
決済代行
企業取引で発生する「請求書発行」から「代金回収」までを代行するサービス「Paid」を提供。Paidは、企業間取引で発生する決済であれば、業種や企業規模にとらわれず利用可能。また、オンライン取引、オフライン取引のどちらにも対応可能。
まとめると、ラクーンホールディングスの事業は「EC事業」と「ファイナンシャル事業」の2つ。
次章から、実際の株価チャートを見ていきましょう。
ラクーンホールディングスの株価

2021年8月18日14:20現在の株価チャート(3ヶ月)です。
株価が2,269円。
PERは61.07倍です。
一般的にPERは15倍以下が割安だと判断されます。
ラクーンホールディングスの業種である「情報・通信業」の平均PERは61.98倍(全市場平均)*2021/8/18現在
また、ラクーンホールディングスの株式を調べると関連銘柄で登場する株式銘柄を紹介します。
※2021年8月18日
ファーマフーズ | 株価 | 2,715円 |
神戸物産 | 株価 | 4,190円 |
MonotaRO | 株価 | 2,381円 |
次は、株主優待を見ていきましょう。
ラクーンホールディングスの株主優待
残念ながら、ラクーンホールディングスの株を購入しても「株主優待」はありません。
しかし、株主優待は変更になることも多いです。最新情報に関しては公式HPからどうぞです。

ラクーンホールディングスの配当金

成長している企業っぽい配当金チャートです。2020年から配当金は「増配」しています。2022年予想でも増配の予想となっています。
ただ、配当利回りは0.75%となっています。配当利回りは高くありません。が、ここ最近増配をしているので今後に期待ですね。
ラクーンホールディングスの内部留保資金については、下記の用途で使用されるとのこと。
・財務体質の強化
・事業規模拡大の備え
ラクーンホールディングスの業績(売上・営業利益・純利益)
下記はラクーンホールディングスの売上・営業利益をグラフにしたものです。業績に関してはすべて楽天証券から引用しています。最新の業績に関しては、ラクーン公式HPよりご確認ください。

ちなみにラクーンホールディングスの2022年の売上予想は5,650(百万円)です。営業利益予想は1,600(百万円)となります。
下記はラクーンホールディングスの純利益をグラフにしたものです。

ラクーンホールディングスの業績は2018年〜2020年まで右肩上がり。2021年も「成長」する予想が立てれています。
ラクーンホールディングスはITを活用した「非対面」での企業活動をするためのサービスを多く提供しています。
コロナで「非対面」が推奨される今、ラクーンホールディングスは時代のニーズとマッチしている企業と言えるでしょう。
したがって、EC事業・ファイナンシャル事業どちらも「新規利用客」の増加が続いています。
結果として業績は右肩上がりとなっています。
ラクーンホールディングスのROE
2021年8月現在のラクーンホールディングスのROEは17.20%です。
さすが情報・通信業の成長企業。ROEも10%超えなのは好印象。
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
ラクーンホールディングスのEPS

ラクーンホールディングスのEPSは上記の通り。
コロナで業績が悪化してる企業が多い中、ここまで綺麗な右肩上がりのEPSチャートは久しぶりです。
EPS:1株当たりの利益を可視化した指標。EPSが伸びていると成長している企業とも言える。
最後に、ラクーンホールディングスのチャート分析を行いましょう。
ラクーンホールディングスのチャート分析

ラクーンホールディングスの直近3ヶ月の株価チャートです。
気になるのは2,210円です。
7月初旬〜中旬にかけて2,210円まで下落→反発を3回繰り返しています。少なからず意識している方がいる価格帯でしょう。
その後は2,550円まで一時連騰したものの、8月現在は横ばい気味。
個人的には2,210円付近で株価が「反発」する動きをまた繰り返しそうと予想。先日、2,245円付近で反発しており、このまま株価は反発するか。個人的には節目とみられる2,300円まで上昇すると仮定し、100株ほど投資検討。
次に、ラクーンホールディングスの5年チャートを見ていきます。

期間を広げると、ラクーンホールディングスの株価は2020年「コロナ」で一時期株価が大幅に下落した後、上昇基調です。
上昇トレンドと見ることもできそうです。
今トレンド転換の節目と見るのも一意見。具体的には「2,240円」付近で株価上昇ならば、上昇トレンド崩れずと見、中長期的な投資を検討するのも選択肢。逆に、価格的な節目である2,200円を割れば「落ちてくるナイフ」になる可能性も。そうなれば「放置」がリスク管理か。
ラクーンホールディングス株の今後
■ファンダメンタル分析の意見
株主優待・配当利回りはないが、とにかく業績が「良」。コロナにより「非対面ビジネス」が推奨されていることもあり、同社のサービスとマッチしている点も追い風。配当金も増配に次ぐ増配で、今後に期待。アフターコロナ後も顧客取り逃しなければ、株価上昇はまだまだ見込めるか。
■テクニカル分析の意見
短期的に見れば2,210円付近が節目であり鍵か。業績的にも悪い点なく、株価に対する悲観的な考え少ないか。上昇トレンド機能していれば、株価上昇。少し先だが8月31日に決算なので、9月の株式チャートを確認後、投資を検討するのも選択肢。
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