キューピー株が2016年からずっと上がらない?理由を考えてみた

投資

Tidy Plusの管理人、投資歴6年目の青柳です。


先日、キューピー株の今後について株価分析を行いました。


実はキューピー株、2016年から株価が下落基調。たまに上昇するけど、徐々に株価を切り下げている銘柄です。


下記が、キューピーの株価チャート。

キューピーの株価チャート(5年間)


株価の上下を繰り返しながら、徐々に下落している事がわかると思います。


そこで、キューピーの株価がなぜ下落を続けているのか考えました。まず、この記事をまとめると下記の通り。

キューピー株下落の理由(個人的見解)
  • 業績が下がり気味
  • 個人投資家が少ない
  • 配当金が微妙
  • 大企業
  • コロナによる外食需要低下

【注意】
この記事は、あくまで筆者独自の意見となります。参考までにご覧下さい。

理由①:業績が右肩下がり

キューピーの業績(売上・営業利益)

上記は、キューピーの2018年〜2021年までの売上・営業利益の推移です。右肩下がりになっている事が分かります。2020年〜2021年もコロナの影響から、業績は右肩下がり。


業績が下落基調になっている事は、株価の下落にもつながるでしょう。

理由②:個人投資家が少ない

株式分布状況(所有者別)
  • 個人・その他:23.48%
  • 金融機関:32.82%
  • その他国内の法人:28.18%
  • 外国法人等:9.79%
  • 証券会社:1.09%
  • 事故名義株式:4.64%

参考HP:キューピーHPの株式・株主の状況


上記は、キューピー株を保有している所有者と割合です。個人・その他が全体の4分の1程度。金融機関が保有している割合が最も大きいです。


つまり「キューピー株を応援したい!」と思って購入している個人株主はそこまで多いとは言えないでしょう。


金融機関・国内の法人だけで全体の50%を占めます。株価の下支えが少ない事もキューピー株が下落する要因となりそうです。

理由③:配当金が微妙

キューピーの配当金のチャート図

上記は、キューピーの配当金の推移チャート。2021年4月1日現在の配当利回りは1.59%です。日本企業の配当利回りは1.6%程度なので、ほぼ平均。


悪くはないのですが、日本企業には配当利回りが3%を超える銘柄もあります。業績もそこまでで、配当利回りも1%台。あまり魅力がない銘柄に見えてしまいます。


配当がいまいち微妙な事も、株価下落につながっているのかもしれません。

理由④:大企業

キューピーの公式ホームページ
引用:キユーピー公式HP

キューピー創立は1919年。
とても古い企業です。


日本の企業を代表する一社と言っても過言ではないと思います。


また、安定して利益を稼ぐ企業というイメージが強いです。ベンチャー企業のように「毎年増収増益してます」ってイメージはありません。


株価は期待で買われる場合も多いです。しかし、キューピーは成熟しており、そこまで投資家の関心を集められない事。大企業という地位を確立したからこそ、株価が上昇しないのかもしれません。

理由⑤:コロナによる外食需要低下

2020〜2021年までは、コロナにより外食需要が一気に落ち込みました。食料品を扱っているキューピーも外食需要低下から業績が悪化。


また、コロナがいつ収束するのかがわからない状況です。外食産業がいつ完全復活をするのかも、いまいち不透明。


個人的には、将来のキューピー株の業績がいまいち分かりません。コロナが収束すれば業績も比例して上昇するでしょう。が、コロナが再燃すれば業績悪化につながるでしょう。


先行きがいまいち予想できない事も、キューピー株の下落なのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?


今回はキューピー株が下落している理由について考えてみました。あくまで個人的な意見ですが、参考にして頂ければ幸いです。


皆様が投資で利益を出しまくる事を祈願して、この記事を終了とします。最後までご覧いただき、ありがとうございました〜!

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