こんにちは、Tidy Plus Investmentです!TwitterはTPIです。
今回はダイドーグループホールディングス【2590】の株価分析を行いました。
有名どころだと飲料事業を行う「ダイドードリンコ」の持株会社ですね。
自動販売機での飲料販売が主力。「世界一のBARISTA」と銘打ったコーヒーなど人気商品を世に出しています。
また、食品事業や医療関連事業にも進出しています。
さて、そんなダイドーグループホールディングスを分析した結果は下記の通り。
・2020年に業績は大幅悪化。が、2021年にV字回復。自販機の売上多く、緊急事態宣言などの外出規制は重荷か。
・短期で見れば「上昇トレンド」長期で見れば「下落トレンド」と見る。決算まで放置し、トレンド見極めてからの投資も検討か。
もう少し詳しくみていきましょう。
今回の考察人です。

青柳です。
投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。そして失敗し、50万円の損失。
誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。今では50万円の損失も全額返済。
この記事ではダイドーグループホールディングス【2590】について紹介しています。
記事内では他の投資家が注目する指標を解説します。
また、配当利回りや業績そして株主配当についても紹介しています。
具体的に、あなたのこんな疑問に回答します。
・ダイドーグループホールディングス【2590】の今後の株価予想は?
・株主配当はあるの?
・ROEやPERの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
ぜひ、最後までご覧ください!
ダイドーグループホールディングス【2590】の株価を分析中です…
ダイドーグループホールディングス【2590】はどのような会社?
1975年に清涼飲料の製造・販売を目的として「ダイドー株式会社」が設立されたのが始まり。
大同薬品工業の「清涼飲料販売」の事業を引き継いだ形で始めた事業でした。
2000年の5月には海洋深層水を使用した「MIU(ミウ)」を発売。2008年には中国市場へ展開を開始します。
2016年に「持株会社体制」へ移行し「ダイドーグループホールディングス」と名称を変更。
1975年に設立された「ダイドー株式会社」が、今では「東証一部」に上り詰めるまでに成長しました。
さて、そんなダイドーグループホールディングスの会社概要は下記の通り。
会社名 | ダイドーグループホールディングス株式会社 |
本社住所 | 大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー |
代表者 | 高松 富也 |
設立年 | 1975年1月27日 |
業種 | 食料品 |
決算期 | 1月 |
ダイドーグループホールディングスのWikipedia冒頭を引用しておきます。
ダイドーグループホールディングス株式会社は、大阪府大阪市北区に本社を置く、ダイドーグループの持株会社である。2017年1月に、ダイドードリンコ株式会社(旧法人)から商号変更した。事業会社として、飲料部門のダイドードリンコ株式会社、医薬品部門の大同薬品工業株式会社、食品部門の株式会社たらみ等を子会社に持つ。
Wikipedia
ダイドーグループホールディングスの事業内容
ダイドーグループホールディングスの事業内容は下記の通り。
国内飲料事業
ダイドードリンコ(株)が企画開発し、自販機とコンビニで消費者に販売。海洋深層水を原料に使用した清涼飲料を製造するダイドー・タケナカビバレッジ(株)にも製造委託。
海外飲料事業
中国、ロシア、トルコ、イギリスに展開し、ダイドーの飲料を各国で販売。
医薬品関連事業
大同薬品工業(株)が、製薬会社等から受託したドリンク剤(医薬品・医薬部外品・清涼飲料水表示)の製造。また、一部当社グループで販売する清涼飲料を製造。
食品事業
(株)たらみが、主にフルーツゼリーの製造・販売。
その他
ダイドーファーマ(株)が、希少疾病の医療用医薬品を提供するため、優良なパイプライン獲得に向けた活動。
「ダイドードリンク」ではなく「ダイドードリンコ」になっている理由は造語です。「ドリンク」+仲間・会社を現した「カンパニー(Company)」を足して「ドリンコ」になったようですね。
次章から、実際の株価チャートを見ていきましょう。
ダイドーグループホールディングスの株価

2021年8月18日AM9:10現在の株価チャート(3ヶ月)です。
株価が5,360円。
PERは26.63倍です。
一般的にPERは15倍以下が割安だと判断されます。
ダイドーグループホールディングスの業種である「食料品」の平均PERは23.80倍(全市場平均)*2021/8/8現在
また、ダイドーグループホールディングスの株式を調べると関連銘柄で登場する株式銘柄を紹介します。
※2021年8月18日
モロゾフ | 株価 | 5,410円 |
明治HD | 株価 | 6,700円 |
伊藤園 | 株価 | 6,680円 |
次は、株主優待を見ていきましょう。
ダイドーグループホールディングスの株主優待
ダイドーグループホールディングスの株式を100株以上購入することで、株主優待が受けられます。優待内容は下記の通り。
また、株主優待は変更になることも多いです。
最新情報に関しては、ダイドーグループホールディングスの公式ホームページからどうぞ。
ダイドーグループホールディングスの配当金

ダイドーグループホールディングスの配当金は2019年〜2022年予想まで変わらず60円です。
配当利回りは1.12%となっています。配当利回りはそこまで高くありませんが、減配せず安定して「60円」を配当しているのは好印象。
ダイドーグループホールディングスの内部留保資金については、下記の用途で使用されるとのこと。
・持続的な利益成長、資本効率向上につながる戦略的事業投資
ダイドーグループホールディングスの業績(売上・営業利益・純利益)
下記はダイドーグループホールディングスの売上・営業利益をグラフにしたものです。

ちなみに2023年の売上予想は165,000(百万円)。営業利益予想は4,300(百万円)です。
下記はダイドーグループホールディングスの純利益をグラフにしたものです。

ダイドーグループホールディングスの業績は2020年に「悪化」しましたが、2021年に復活。2022年の業績予想も順調です。
2021年ダイドーグループホールディングスの中核である「国内飲料事業」は、生産性向上と新規設置の促進営業を進めた結果、自動販売機設置台数は増加傾向を維持。
自動販売機で多くの売上を持つ同社にとって、自動販売機台数の増加は良いことと捉えらられます。
また、自動販売機にかかる「減価償却費」などのコストが下がり、利益も2020年より大幅アップ。
結果、2021年の業績は前年比よりも「成長」したこととなりました。
ダイドーグループホールディングスのROE
2021年8月現在のダイドーグループホールディングスのROEは3.80%です。ROEが高いと言われる基準は10%程度。
なので、不合格です。
ただ、なかなか飲料事業で高いROEを獲得するのは難しいと思いますが・・・。
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
ダイドーグループホールディングスのEPS

ダイドーグループホールディングスのEPSは上記の通り。
2020年に一度大幅下落しましたが、2021年に「回復」したチャートとなっています。
EPS:1株当たりの利益を可視化した指標。EPSが伸びていると成長している企業とも言える。
最後に、ダイドーグループホールディングスのチャート分析を行いましょう。
ダイドーグループホールディングスのチャート分析

ダイドーグループホールディングスの直近3ヶ月の株価チャートです。
2021年7月末から〜8月18日現在までのチャートを見ると、綺麗に上昇トレンドが描けます。気にしている方も少なからずいそうです。
上昇トレンドに沿っていくと仮定し、試し買い検討。ただし、5,470円付近で株価は押し下げられるか。逆説的に、5,470円を明確に超えていけば、追加投資の検討も念頭。
次に、ダイドーグループホールディングスの2018年〜2021年までのチャートを見ていきます。

2020年2月ごろからコロナにより株価は大幅下落。その後「V字」の株価回復を見せたが、高値6,040円をつけた後は「切り下がる」ような形で、下落トレンドが形成されているように見えます。
長期的に見れば、下落トレンドを突破していないのであれば「放置」ただ、8月30日に決算あるため、大幅な株価変動も。業績大幅改善の結果、下落トレンドを突破すれば購入余地ありか。
ダイドーグループホールディングス株の今後
■ファンダメンタル分析の意見
PERは26.63倍。「食料品」の平均PERは23.80倍なので、少々「割高感」ありか。ただ、株主優待・配当金ありは良。業績も2021年は「回復」決算次第だが、安定した業績で中期的な投資家向きか。
ただ、自動販売機による売上が多いため仮にロックダウンなど外出を著しく抑制されると業績にも響きありか。
■テクニカル分析の意見
短期的に見れば「上昇トレンド」発生中と考察。トレンド崩れなければ短期的な売買に勝機ありか。長期的に見れば「下落トレンド」が発生中と見る。8月30日の決算でチャートのトレンド決まるか。決算まで監視するのもリスク管理か。
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