Tidy Plusの気になる銘柄を分析するコーナーでございます。どうもどうも。
今回はビール市場で圧倒的な知名度・シェアを誇る「アサヒグループホールディングス」の今後の株価を分析しました。
さて、本記事をまとめると下記の通り。
・株価は5,282円、PERは26.88倍と少々「割高」
・業績は「サッポロHD」「キリンHD」大手三社内で一位
・4,800円〜5,600円あたりが鍵。
・5,300円を超えたら、もしくは5,000円を割ったらトレンド発生するか?

青柳です。投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。そして失敗し、50万円の損失。
誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。今では50万円の損失も全額返済。
この記事ではアサヒグループ ホールディングス【2502】の株価を分析します。
本記事では、下記の疑問に答えることを目的とします。
・アサヒグループホールディングス【2502】の今後の株価はどうなる?
・ライバル他社と比べてどうなの?
・株主配当はあるの?
・PERはどう?
・ROEの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
・チャート分析をした結果は?
ぜひ、最後までご覧ください!
ちなみにアサヒグループホールディングスは長いので、以降「アサヒGP HD」と略します。
アサヒGP HDの株価を分析中です…
アサヒGPHD【2502】はどのような会社?

「アサヒグループホールディングス」の前身は1889年に設立された大阪麦酒です。
1958年に日本で初めて缶のビールを販売したことで有名。
会社概要は下記の通り。
会社概要 | |
会社名 | アサヒグループホールディングス株式会社 |
本社住所 | 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 |
代表者名 | 勝木 敦志 |
設立年 | 1949年9月1日 |
業種 | 食料品 |
決算期決算期 | 12月 |
アサヒGP HDのWikipediaを一部引用しておきます。
アサヒグループホールディングス株式会社(英: Asahi Group Holdings,Ltd.)はアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に持つ持株会社である。コーポレート・スローガンは「その感動を、わかちあう。」が使用されていたが、2019年(平成31年/令和元年)より廃止された。-wikipedia
次章から、もう少し詳しくアサヒGPHDの事業内容を説明します。
ちなみに私が株価分析や投資銘柄を決める時は「業界地図」を必読しています。
投資をする企業が業界内でどの位置にいるのかが分かるので、国内の株式投資をする方にオススメ。
アサヒGPHDの事業内容
アサヒGPHDの事業内容は下記の通り。
構成:アサヒGPHD+連結子会社206社+関連会社25社
①酒類事業
酒類製品の製造・販売、外食事業、卸売事業
②飲料事業
清涼飲料他の製造・販売
③食品事業
食品、薬品の製造・販売
④国際事業
海外における酒類製品、清涼飲料の製造・販売
競合他社としてあげられるのが「キリンホールディングス(2503)」「サッポロホールディングス(2501)」です。
次章から、アサヒGPHDの株価チャートをチェックしていきましょう。
アサヒGPHDの株価(2021/9/3)

2021年9月3日(終値)現在の株価は5,282円です。PERは26.88倍です。
本記事で勝手に設定した競合他社である「キリンホールディングス」「サッポロホールディングス」の株価・PERは下記の通り。
アサヒGP HDの業種である「食料品」の平均PERは24.46倍(全市場平均)*2021/9/2
アサヒGPHDの株主優待
アサヒの株を100株以上購入する事で、株主優待がもらえます。内容は下記の通り。
「株主特製ビール」「酒類詰め合わせ」「飲料・食品詰め合わせ」どれか1点選択(1,000円相当)
また、保有する株式数が増えると、優待もレベルアップします。下記の通り。
・500株以上 → 2,000円相当
・1,000株以上→ 3,000円相当
ちなみに株主優待は変更になることも多いので、最新情報は下記からどうぞ。

アサヒGPHDの配当金

アサヒGPHDの配当金は上記の通り。2018年→2021年にかけて増配をしています。良いですね。
アサヒGPHDの配当利回りは2.01%です。
利回りも2%を超えており、日本企業の中では普通よりちょい上くらいですかね。
アサヒGPHDの業績(売上・営業利益・純利益)
下記はアサヒGPHDの業績(売上・営業利益)です。

下記はアサヒGPHDの純利益です。

アサヒGPHDの2020年の業績はとにかく悪化しました。2020年の業績に対してアサヒGPHDが説明しています。下記の通り。ただ、表現方法は青柳流です。
・いや〜2020年はコロナのせいで世界経済が厳しかったわ。
・頑張ってコロナ対策しながら、市場環境・消費者ニーズに対応してマーケティングしたのさ。
・設備投資、固定費とかめっちゃ切り詰めたんよ。運転資本を効率化したりね。
・でもね〜世界各国で外食産業が低迷するわ外出制限で経済停滞するわでさ。
・弊社の売上高・営業利益・純利益はぜ〜んぶ前年比マイナス!今期つらっ。
2020年の業績はとにかく厳しい状況が続くアサヒGPHD。
しかし、2021年の業績は回復。2022年の予想も回復予想となっています。ちなみにライバル企業2社と2020年の業績を比較すると下記の通り。
2020/単位:百万円 | アサヒGPHD | キリンHD | サッポロHD |
売上高 | 2,027,762 | 1,849,545 | 434,723 |
営業利益 | 135,167 | 102,919 | -15,938 |
純利益 | 92,826 | 71,935 | -16,071 |
サッポロホールディングスは特に不調ですね。2021年の業績予想も合わせてチェックしましょう。
2021/単位:百万円 | アサヒGPHD | キリンHD | サッポロHD |
売上高 | 2,300,000 | 1,880,000 | 440,000 |
営業利益 | 216,000 | 151,000 | 18,000 |
純利益 | 152,000 | 103,000 | 12,000 |
アサヒGPHDの業績が圧倒的ですが、キリンHDも負けじと食らいついている感じですね。
サッポロHDはやや物足りない印象。
アサヒGPHDのROE
2021年9月現在、ROEは6.70%となっています。ROEは10%以上が合格ラインなので不合格。ちなみにライバル他社のROEは下記の通り。
・キリンHD:8.20%
・サッポロHD:-9.90%
ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標
アサヒGPHDのEPS

アサヒGPHDのEPSは上記の通り。2017年〜2019年までは横ばいが続きましたが、2020年に大きく下落した形に。
EPS:1株当たりの利益を可視化した指標。EPSが伸びている企業は成長している企業とも言える
アサヒGPHDのチャート分析

上記の通り、綺麗な上昇トレンドと見る方法と三角持ち合いと見る方法があります。
今後に関しては三角持ち合いを上抜けすれば上値「5,600円」付近目処。下抜ければ下値は価格的節目である「4,800円」あたりでしょうかね。
仮に上記に引いたトレンドラインが機能しているとすれば、5,300円あたりを明確に超えていけば短期的な上昇。
逆に、5,000円を明確に割っていけば下落トレンドが発生する可能性があります。
アサヒGPHDの今後の株価を予想
株価5,282円でPERが26.88倍と少しだけ「割高」です。しかし業績は2020年こそ悪かったものの、2021年・2022年予想は「回復」基調。
ビールという言ってしまえば何度も飲むものを販売しており需要が急に冷え込むことは考えづらいです。
株価の今後の予想は、一度5,000円付近まで株価が調整下落した後、5,600円へ向かって株価が上昇しておく、と予想しておきましょう。
今後の業績自体も悪くなく、株価下落の要因があまり見つかりません。
というわけで今回はこの辺で。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
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