雪印メグミルクの株価分析!業績「良」配当金「良」なのに株価が上がらない理由とは?

投資

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乳製品の「さけるチーズ」「とろけるチーズ」などを販売している雪印メグミルク【2270】。


2016年に一時、株価3,800円まで上昇しましたが、その後下落。2016年〜2021年8月現在まで緩やかな株価の下落が続いています。が、2021年の業績は絶好調。


そんな雪印メグミルクの今後の株価がどうなっていくのか、株価分析を行いました。

・株価は2,000円台で、PERは10.50倍と割安。

・業績も良く、森永乳業と逼迫しつつも、株価は低迷。風評被害いまだ尾を引くか?

・下落トレンドから突破する2,460円付近が鍵。


この記事を書いている人。

自己紹介

青柳です。投資の知識が無い状態で投資の世界に入る。ビギナーズラックで利益が出て、本格的に投資に没頭していく。そして失敗し、50万円の損失。

誰かに言う訳にもいかず投資について猛勉強。今では50万円の損失も全額返済。

この記事では雪印メグミルク【2270】の株価を分析します。


本記事では、下記の疑問に答えることを目的としています。

・雪印メグミルク【2270】の今後の株価はどうなる?

・ライバル他社と比べてどうなの?

・株主配当はあるの?

・PERはどう?

・ROEの指標は?

・EPSはどうなの?

・業績はどうなの?

・チャート分析をした結果は?


ぜひ、最後までご覧ください!

雪印メグミルク【2270】の株価を分析中です…

【軽く解説】雪印メグミルク【2270】はどのような会社?



会社概要は下記の通り。

会社名雪印メグミルク株式会社
本社住所東京都新宿区四谷本塩町5-1 
代表者西尾 啓治
設立年2009年10月1日
業種食料品
決算期3月


雪印メグミルクのWikipedia冒頭を引用しておきます。

雪印メグミルク株式会社(ゆきじるしメグミルク)は、東京都新宿区に本社を、北海道札幌市に本店を置く、日本の乳製品メーカー。

Wikipedia


乳製品を中心に製造・販売を行っている企業です。


事業内容は株価にも影響を与えるので、次章で簡単に説明します。

雪印メグミルクの事業内容

雪印メグミルクの事業内容は下記の通り。

・乳製品事業

・飲料、デザート事業

・飼料、種苗事業

・その他事業


雪印メグミルクの業績に大きな影響を与える事業は「乳製品事業」「飲料、デザート事業」です。


業績を見れば明らかですが、2021年の雪印メグミルクの売上は615,186(百万円)。「乳製品事業と飲料、デザート事業」の売上は536,824(百万円)です。


つまり全体の87%の売上はこの2つのセグメントからです。今後もこの2つの事業が鍵を握っていると見ていいでしょう。


また、競合他社としてあげられるのは「明治HD」「森永乳業」「六甲バター」が該当。本記事では、これら3社と指標や業績などを比較しながら進めていきます。

雪印メグミルクの株価

雪印メグミルクの株価チャート(3ヶ月)


2021年8月24日13:33現在の株価チャート(3ヶ月)です。


株価は2,320円。
PERは10.50倍となります。


ちなみに競合他社の株価は下記の通り。

「明治HD」:6,780円

「森永乳業」:7,120円

「六甲バター」:1,576円


上記の株価は、2021/8/24 13:50現在となります。


雪印メグミルクの株価は、六甲バター株よりも上ですが「明治HD」「森永乳業」には遠く及びません。

メグミルク乳業の業種である「食料品」の平均PERは24.09倍です。


その他「明治HD」のPERは15倍。「森永乳業」のPERは18.88倍となります。雪印メグミルクのPERは、他の銘柄と比べて割安だと判断できます。

雪印メグミルクの株主優待

少しびっくりしましたが、雪印メグミルクには株主優待はありませんでした。「商品詰め合わせセット!」とかあると思っていたので、少し残念。


株主優待があると「株主の増加」「株の長期保有」につながる可能性は高いので、優待がないのは株価にネガティブだと考える向きもあります。


ただ、株主優待は変更になることもあるので、最新情報に関しては下記からどうぞ。

IR(株主・投資家情報)|雪印メグミルク株式会社
雪印メグミルクの株主・投資家の皆さまの関心が高い情報や東証開示リリースを集めました。(証券コード:2270)

雪印メグミルクの配当金

雪印メグミルクの配当金(2019年〜2022年予想)

雪印メグミルクの配当金は2019年〜2021年まで「40円」です。が、2022年の予想は50円となっています。配当利回りは1.72%となっています。


日本の銘柄の中では1.5%〜3%の利回りが多いので、まあ普通ですね。


雪印メグミルクの内部留保資金については、下記の用途で使用されるとのこと。

・将来の設備投資などに充当

雪印メグミルクの業績(売上・営業利益・純利益)

下記は雪印メグミルクの売上・営業利益をグラフにしたものです。

雪印メグミルクの業績(売上・営業利益):2019年〜2022年予想まで

下記は雪印メグミルクの純利益をグラフにしたものです。

雪印メグミルクの純利益(2019年〜2022年予想)
  • 営業利益:売上総利益から販売費・一般管理費用を差し引いた利益
  • 純利益:法人税などを支払った後の「純粋」な成果


注目すべきは2021年の業績。


売上・営業利益・純利益が全て「前年比プラス」となっています。

売り上げは前年同期比0.3%増の615,186(百万円)。営業利益は前年同期比9.9%増の19,780(百万円)となり、純利益は前年同期比22.6%増の14,913(百万円)となっています。


業績が好調だった理由として、機能性ヨーグルト「ガセリ」がよく売れたこと。また、バターの需要が好調に続いたことから。


ただ、いくら業績が良くてもそれだけで株を購入する理由にするのは少し弱いところ。


そこで競合他社である「森永乳業」「明治HD」「六甲バター」の業績と比較してみましょう。

2021年/単位:百万円雪印メグミルク森永乳業明治HD六甲バター(業績予想)
売上615,186583,5501,191,76556,000
営業利益19,78028,867106,0612,300
純利益14,91318,74165,6553,000

注目すべきは「雪印メグミルク」と「森永乳業」の業績。森永乳業の方が売上は低い一方、営業利益・純利益はいずれも雪印メグミルクを上回っています。


再度書きますが、雪印メグミルクの株価は2,320円。ただ、森永乳業の株価は7,120円と3倍もの開きあり。


業績だけを比較すると、株価が森永乳業の方が高いのは理解できます。が…しかし業績にそこまで大きな開きはないのに、株価は3倍以上もの開きがあるのは不思議です。


一見すれば、割安銘柄として判断する向きもありますが、そもそも雪印メグミルクの株価はなぜ上がらないのか?を次章から書いていきます。

なぜ雪印メグミルクの株価は上がらないのか?

雪印メグミルクのPERを見ても10倍台と、決して割高とは言えません。また、業績が悪いわけでもありません。


雪印メグミルクの株価が上がらない理由をインターネットで調査してみました。が、「これだ!」と言った回答は見つかりません。なので、私なりに考えを書いておきます。


理由は2つ。「悪いイメージが抜けないこと」「下落トレンドから抜けていないこと」の2つだと考察。

「雪印」を取り巻く「悪い」イメージ

・昭和30年、雪印八雲工場で発生した、食中毒事件。
・平成12年、雪印乳業大阪工場製造の低脂肪乳などから食中毒が発生。
・平成13年、雪印乳業の子会社出会った雪印食品が行った牛肉偽装事件。


上記のニュースは「雪印メグミルク」のホームページから引用したものです。


食品を扱っている企業が2回の食中毒を起こしたこと。また、偽装事件を行なった過去があります。「雪印」という企業名そのものに悪いイメージがついている可能性があること。


これらの事件がいまだに尾を引いて、いまだに株価を押し下げる要因になっているのではないかと考察。あくまで考察ですよ。

下落トレンドから抜けていない

もう一つの理由として、びっくりするくらい綺麗な「下落トレンド」が発生していることです。この下落トレンドは2016年ごろから発生したもので、いまだに上昇トレンドへ転換していません。2016年に3,800円で購入した方がいたとすれば、2021年までの5年間の間、一度も評価損益はプラスになっていないことになります。


「業績」「指標」の観点から見れば、雪印メグミルク株は割安だと判断できます。しかし、そもそも投資をしたい人がいなければ株価は上がりません。


雪印メグミルクの株は現状「割安」だし、業績は「良い」けど、投資をしたい人が少ないということです。株価が上がっていませんからね。


なので、雪印メグミルクに投資を検討している方は、他投資家の動きを常時チェックしておくべきでしょう。


例えば投資SNSである「アイデアブック」から他の投資家たちの考えをチェックしておくなど、投資家達がどれだけ「雪印メグミルク」株に注目しているかを、見極めることが大切です。

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雪印メグミルクのROE

2021年8月現在の雪印メグミルクのROEは8.10%です。


よく言われるROEの合格ラインは10%以上。なので、もう一歩ってところですね。


ちなみに競合他社の「明治HD」のROEが「11.10%」となります。

ROE:企業がどれだけ効率的に利益を出しているかパーセンテージで表示する指標

雪印メグミルクのEPS

雪印メグミルクのEPS(2018年〜2021年)

雪印メグミルクのEPSは上記の通り。


2019年に下落した後、2020年→2021年と徐々にEPSが上がっていることがわかります。

EPS:1株当たりの利益を可視化した指標。EPSが伸びていると成長している企業とも言える。


最後に、雪印メグミルクのチャート分析を行いましょう。

雪印メグミルクのチャート分析

雪印メグミルクの株価チャート


雪印メグミルクのチャート分析で注目する株価は「2,460円」付近です。先述しましたが、2016年から綺麗な、それは本当に綺麗な下落トレンドを形成しています。


しかし、8月現在株価は上昇中。今後2,460円付近を明確に超えていけば、上昇トレンドへ転換を開始する可能性があります。


個人的には、それまでは放置&監視銘柄として設定すると思います。

雪印メグミルク株の今後

業績良し、配当金良し、割安と三拍子揃っている銘柄ではありますが、株価はなかなか上がっていません。それは雪印メグミルクの株を購入する人が少ないからです。


なので、他の投資家の動向をチェックしつつ、チャート的に見れば2,460円付近を明確に超えていければ株価の上昇につながるかなと考察しました。


というわけで、今回はこの辺で。


あなたの投資に少しでもプラスになれば幸いです、また他の記事でお会いしましょう。


最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!


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